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2006年12月 8日 (金)

名曲のお話 シンフォニー編9

モーツァルトの交響曲はその殆どが長調である。短調の曲は、映画「アマデウス」の冒頭で演奏される25番と、有名な40番の2曲のみで、どちらもト短調である。元々、モーツァルトのオーケストラ作品はその90%以上が長調で書かれている。これは、モーツァルトという作曲家の性格とか音楽への姿勢とも言われているが、当時の楽器事情にも起因している。モーツァルト当時のホルンはナチュラルホルンが主流で、現在のようにバルブが無いため短調に必要な音を1本のホルンで全て吹くことが出来なかった。従って、自然と長調の曲が多くなるのである。第25番はそのための当時では稀なホルン4本という編成で、G管とB♭管各2本、第40番は各1本という変則的な編成になっている。

私は、モーツァルトの交響曲の中では後期の作品にあたる35番~38番あたりが好きである。(37番はM.ハイドン作、序奏のみモーツァルトの作)瑞々しい明るさと、肩の凝らない軽快さを持ち合わせ、それでいてしっとりしたところはしっとりと淀みの無い構成で作曲されていると思う。特に、第36番の「リンツ」は序奏を持つしっかりとした構成で重厚さもありながら全体的にモーツァルトらしい軽妙な印象は変わらない。といっても、聴くときはそれで良いが演奏は非常に難しい、特に35番のハフナーは難曲中の難曲と言われている。

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