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2006年11月14日 (火)

アンコールについて

アンコールは、元来コンサートで聴衆が素晴らしい演奏をもう一度聴いてみたいという要求を満たすために始まった。これが今のように、アンコール用に別の曲を準備するようになったのは今世紀に入ってからである。

私は、いつもメイン曲が終わると非常な不安に駆られる。拍手が即座に止んでしまい、用意したアンコールが出来なかったらどうするんだろう。。。今までにそんな事は無い。というのも今ではお客様がプログラムに書いていないアンコールをプログラムに有るように期待しているからである。どうせなら、メインの曲の後に、アンコール と書いておけば良いのに(笑)

アンコール曲はどのように決めるのだろう。私の関係してきたオケの場合で考えると、
①メイン曲と関わりのある曲(同じ作曲家の曲など)。これはブラームスのシンフォニーのアンコールにハンガリー舞曲をやったり、ドヴォルザークのシンフォニーの時にスラヴ舞曲をやったり、チャイコフスキーのメインには「くるみ割り」「眠れる森の美女」のワルツなどというのが典型的なパターン
②プログラム曲で使われなかった楽器が出てこない曲。これは当たり前で、アンコールのみに、ハープを登場させるというような無駄はできない。
③2つのコンサートの練習を並行してやっている場合、他のコンサート用に練習している曲をアンコールとする場合もある
④全く関係ない曲 なんで、これがアンコールなんだという曲。例えばマーラーのシンフォニーのアンコールにヨハン・シュトラウスのポルカをやるなどという暴挙は無いだろうが

アンコールを全くやらない場合もある。これも私の経験から言うと
①レクイエムなど、拍手喝采&ブラボー が相応しくないメイン曲
②第九の後。こりゃ、最高峰の音楽の後、軽~い曲で終わりというのは無いでしょうね
③プログラム曲の練習で手一杯で、アンコールの練習まで手が回らない場合
④絶対にアンコールをやらない主義の指揮者の場合

ただ、アンコールは練習が少ない割には、演奏者も緊張感が取れその日の一番良い演奏になったりする事もある。良いんだか悪いんだかネ

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