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2006年9月27日 (水)

名曲のお話 シンフォニー編 5

ベートーヴェンの交響曲の世界は3番からといわれている。編成自体も従来の交響曲よりも大きく、ホルン3本という発展的な2管編成になっている。

この曲はブルジョア革命のヒーロー、フランスのナポレオンを讃えて書き始めたために「英雄」というタイトルを本人がつけたが、その後ナポレオンは独裁者に変身しオーストリア、ドイツにも侵攻してきた。それに絶望したベートーヴェンは譜面から「英雄」の文字を消し去ったといわれている。

曲自体も、従来のソナタ形式の第1楽章-緩徐楽章-メヌエット-ソナタ形式またはロンド形式という交響曲の形式を大きく踏み越えた構成になっている。第1楽章は短い和音2発の前奏から主題提示部にはいるソナタ形式であるが、第2楽章には葬送行進曲を入れている。コントラバスの装飾音に続き弦楽器が厳かに葬送行進曲を奏でるところからスタートしている。第3楽章はスケルツォで、中間部にはホルン3本のアンサンブルによるメロディが使われている。最終楽章は、変奏曲風の楽章になっており、ベートーヴェン自身の「プロメテウスの創造物」というバレエ音楽の序曲のテーマからの変奏になっている。冒頭の、途切れ途切れのメロディが主題で、その後の本当のメロディらしき旋律が変奏後のテーマとして曲を支配していく。技術的にも難しい曲で、ベートーヴェンの作品の中でも、なかなか良い演奏に恵まれない曲である。

第4番の交響曲は、打って変わって古典の形式を踏襲している曲で、ベートーヴェンの交響曲の中では最も地味な扱いをされている曲であるが、演奏の難易度はベートーヴェンの全交響曲の中でも屈指の曲である。

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