コントラバスの不思議(1)
コントラバスはヴァイオリンやヴィオラ・チェロと同じ弦楽器ではあるが、他の楽器とは大きく異なる事が多い。だいたい、作曲家によってはコントラバスは弦楽器というよりは打楽器のような扱いをする不届き者もいる。
コントラバスが他の弦楽器と異なるポイントは①弦のチューニング(他が5度なのにコンバスは4度)②ジャーマン弓とフレンチ弓の2種類の弓がある③電車で運ぶとき運賃をとられる場合がある④他の弦楽器は楽譜の音=実際の音であるば、楽譜に書いてある音程と異なる音程(1オクターヴ低い)になる、などというものである。
従って、左手(音程を決める)の指使いも全く異なるし右手の弓の使い方も違う。それゆえに、たとえばヴァイオリン奏者は少し練習すればヴィオラやチェロがある程度弾けるが、コントラバス奏者は、ヴァイオリンを弾こうと思っても初心者に近いレベルになってしまうのである。
アマチュアコントラバス奏者の持ち物は、楽器・弓以外には①チューナー②松脂③ミュート(弱音器)④タオル(楽器用)⑤譜面⑥鉛筆などである。私はこのほかに、演奏用の老眼鏡とバス椅子もどきを持っているが。。。他の弦楽器奏者が持っていてコントラバス奏者が持っていないものは、予備の弦がある。
これらの話は追々していこうと思っている。
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