思い出の1曲 シンフォニー編
昨日のプロローグで触れたとおり、個人的に最もヤリガイのあったシンフォニーはベートーヴェンの第九である。勿論、第4楽章が目立つのではあるが、さすがにベートーヴェンの音楽の集大成ともいえる作品であり全ての楽章が実に良くできている。緊張感溢れる第1楽章、天国的な美しさの第2楽章、オーケストレーションが抜群のスケルツォ、どの楽章をとっても隙のない音楽である。隙がないゆえにちょっと肩が凝るのだが。。。
実は、私にとっては、あの第4楽章のレシタティーヴォの後に苦難が訪れるのである。左手に中指から小指にかけてが関節炎気味で普段でも少々痛みがある時がある私にとって、喜びのテーマが低弦から高弦へ、やがて管楽器によって奏せられた後、合唱が開始、テーマから展開部に移行して後合唱が一旦終わり、大合奏に移行した後延々とフーガのように演奏する場面で必ず指が吊ってしまう。これって練習不足?と思いつつも、結局本番も指が吊ってしまった。
そんな苦しい事もあるが、やはりヤリガイ№1のシンフォニーは第九である。
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