ホームページ

ウェブページ

紹介した音楽

2024年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ

2024年12月10日 (火)

12月10日 名曲100選 J-POP、歌謡曲篇・66 あなたの心に

後に参議院議員にもなり、多彩な才能と活動をしている中山千夏のデビュー曲が「あなたの心に」です。
我々の世代では、NHKの人形劇「ひょっこりひょうたん島」の主人公である博士の声優やアニメ「じゃりんこチエ」のチエの声優としても知られていますし、テレビドラマやバラエティにも出演したり、ウーマンリブ運動や反戦運動をやったりと、とにかく精力的に活動していた才女でした。
「あなたの心に」は作詞中山千夏、作曲は都倉俊一。都倉俊一の作曲家としてのデビュー曲でもありました。
やさしい歌声と力強さが調和した素敵な曲でした。

2024年12月 9日 (月)

12月9日 名曲100選 協奏曲篇・66 森の静けさ

「森の静けさ」B173は、ドヴォルザークが作曲した4手のためのピアノ曲集「ボヘミアの森から」の第5曲をチェロ独奏と管弦楽のための作品に作者自身が編曲した協奏的作品です。
夢見るような変ニ長調の主題と軽やかな嬰ハ短調の間奏で構成されています。
編成は独奏チェロとフルート1、クラリネット、ファゴット各2、ホルンと弦楽合奏という小編成の6分程度の作品です。

2024年12月 8日 (日)

12月8日 名曲100選 舞台芸術のための管弦楽曲篇・65 歌劇「皇帝に捧げた命」序曲

「皇帝に捧げた命」はロシアの作曲家グリンカが作曲した5幕のオペラで、ロシア初の本格的オペラと言われる作品です。
17世紀初め、ロマノフ王朝の祖となったミハイル・ロマノフをポーランドの干渉軍から守るため、農夫のイワン・スサーニンが自らを犠牲にしたという伝説に基づくものです。
帝政ロシア時代には非常に高い人気を得た作品ですが、ロシア革命後は一時的に上演されなくなりました。そこで帝政に言及した箇所を「ロシアの大地」と民衆への賛辞に書き換えて、スターリン時代には愛国心高揚に利用されました。
チャイコフスキーの大序曲「1812年」では、後半に出てくるロシア帝国国家がソ連時代に演奏禁止となり、「皇帝に捧げた命」のフィナーレの合唱に置き換えられています。更に、このオペラのタイトル自体も「イワン・スサーニン」とされて「皇帝」という名称が外されていました。
序曲は、冒頭の序奏の後はオーボエの朗々としたソロではじまるロシア的な音楽です。

2024年12月 7日 (土)

12月7日 名曲100選 映画音楽(邦画)篇・64 サーフ天国、スキー天国

「サーフ天国、スキー天国」は1987年公開のホイチョイ・プロダクション原作の映画「私をスキーに連れてって」の主題歌です。
「私をスキーに連れてって」は総合商社勤めの冴えない商社マン(実はスキーはプロ級の腕前)とたまたまゲレンデで会って、同じ会社に勤めている事を知った女性池上優の恋と、万座温泉スキー場でのスキー用品メーカーの新製品のお披露目会で製品が届いていないトラブルを解決するために志賀高原から万座へスキーで向かう二人を描いた作品。
当時はスキーブームの兆しが見られる頃で、この作品のヒットをきっかけに空前絶後のスキーブームがやって来ることになりました。
その頃は、人気のスキー場では土日のリフトは1時間待ちは当たり前という状況。金曜日ともなると、多くのスキーバスが新宿などから出発し、JRもシュプール号という夜行列車を増発するという状況。
私も、2月の連休の時に群馬県の武尊のスキー場へ行くために車で朝6時に関越の練馬インターに乗って、到着したのが夕方の5時。そのスキー場はナイターをやってなかったので行った日は全く滑れず、帰りも混雑を見越して早めに帰路につくため、2回リフトに乗って終わったという経験がありました。
音楽は松任谷由実の曲が効果的に使われています。主題歌の「サーフ天国、スキー天国」は元々は1978年に川崎龍介への提供曲として作られた「サマー・ブリーズ」が原曲。1980年にリリースされた松任谷由実の10枚目のアルバム「SURF&SNOW」に収録されました。さらにこのアルバムからは「恋人がサンタクロース」が劇中歌として使用され、その他のアルバムから「ロッヂで待つクリスマス」や「BLIZZARD」が使われています。「恋人がサンタクロース」は特にシングル化されなかったにもかかわらず松田聖子が1982年にアルバムでカバーしたり、この映画の影響もあって、クリスマスソングの定番曲として松任谷由実の代表曲のひとつにもなっています。

2024年12月 6日 (金)

12月6日 名曲100選 器楽曲篇・64 乙女の祈り

「乙女の祈り」はポーランドの作曲家バダジェフスカが1851年に発表した日本で最も有名なピアノ小品曲のひとつです。
有名な曲なのですが、芸術的な評価は低く、ロマンチックなメロディが好まれる一方感傷的なサロン風の駄作とも言われています。
中級向けの難易度の作品で、アマチュアの発表会などでは好まれて演奏されますが、プロがコンサートなどで弾くことは滅多にないのもそのあたりが原因だと思われます。
確かに、メロディは素敵なのですが構成的に同じパターンの繰り返しなので変化は無いです。でも日本では愛されていて、様々な場面でこのメロディが使われています。

«12月5日 名曲100選 海外のポップス篇・64 悲しき天使