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2026年1月25日 (日)

パイオニア交響楽団第27回定期演奏会・5

所属している、パイオニア交響楽団の定期演奏会のご案内です。
日時 2026年2月1日(日) 午後2時開演
場所 所沢市民文化センターミューズ アークホール
指揮 高橋俊之
曲目 デュカス 交響詩「魔法使いの弟子」
   プロコフィエフ 交響曲第1番「古典交響曲」
   サン=サーンス 交響曲第3番ハ短調「オルガン付き」

サン=サーンスの交響曲第3番の第2楽章第1部は、スケルツォです。
8分の6拍子ですが、これも4拍目という中途半端な拍から始まります。とっても弾きづらい楽章です。
弦楽器から始まるスケルツォ主題に循環主題が変形されて続きます。
トリオの部分で交響曲では珍しいピアノが絡んで木管楽器が軽やかにメロディを奏でます。トリオの中間部分では弦楽器が滑らかなメロディを奏でますが、また軽快なメロディに戻り、仮終止に到達します。
その後、スケルツォが再現され、再び中間部の軽快なメロディが始まりますが、今回はこれに第2楽章第2部のメロディが重なり交錯していきます。やがてこのメロディが断片的に勢いを失って行き、突然オルガンが大音量でハ長調の主和音を奏でると、第2部に突入します。
第2部は力強い導入部から入り、4手によるピアノの流れるような響きの中で、弦楽器によって静かに変形された循環主題が奏され、それが弦楽器とオルガンでフォルティッシモになり、金管のファンファーレが高らかに響く中、第2部の主題が登場します。これはいきなりフーガで演奏されていきます。第2主題は木管楽器が田園風のメロディを奏でて行きます。
とにかくこの第2部はめまぐるしく展開が変化していき、コーダは力強く壮麗な響きになり、最後はトランペットのファンファーレやティンパニの連打など華々しく閉じます。



 

 

2026年1月21日 (水)

パイオニア交響楽団第27回定期演奏会・4

所属している、パイオニア交響楽団の定期演奏会のご案内です。
日時 2026年2月1日(日) 午後2時開演
場所 所沢市民文化センターミューズ アークホール
指揮 高橋俊之
曲目 デュカス 交響詩「魔法使いの弟子」
   プロコフィエフ 交響曲第1番「古典交響曲」
   サン=サーンス 交響曲第3番ハ短調「オルガン付き」

サン=サーンスの交響曲第3番の第1楽章は、通常の交響曲で言えば、ソナタ形式の第1楽章と緩徐楽章の第2楽章にあたる楽章です。
第1楽章第1部は、短い序奏から始まります。Adagioの序奏は、ヴィオラ以上の弦楽器のみで3小節の間にピアニッシモからメゾフォルテ、そしてピアニッシモへ回帰という短いフレーズの後半にオーボエが上行形の短いメロディを吹く4小節間のフレーズで始まります。フェルマータの休止の後、今度はヴァイオリンにクラリネットとファゴットが加わり同様に3小節のフレーズが出てフルートが前回のオーボエのメロディを繰り返します。再度フェルマータの休止があり、チェロとコントラバスのピチカートによるメロディが3小節間あり、いきなりテンポをAllegro moderatoに上げて主部に入ります。このピチカートのメロディは第1主題の合いの手を暗示するものです。

主部はヴィオラ以上の弦楽器が細かい音を刻んで第1主題を提示しますが、これが曲者。8分の6拍子の1拍目の3分の2拍目からスタートするという何とも不安定な刻みなのです。この第1主題はグレゴリオ聖歌の「怒りの日」を意識したものと思われます。
第2主題は比較的穏やかな旋律で最初はコールアングレとファゴットによって提示され広がっていきます。
第2部は、パイプオルガンのソロから始まり、それに乗っかってイコントラバスを除く弦楽器がユニゾンで主題を奏でます。このユニゾンはヴァイオリンからチェロまで同じ音高のユニゾンなので、響きは単調ですが物凄く分厚く聞こえます。そこで響きを補っているのがオルガンです。
その後1stヴァイオリンと2ndヴァイオリンの掛け合いによる流れの速いメロディがあり、やがて他の弦楽器とオルガンが加わっていきます。
それが終わると中間部に入り、循環主題が低弦のピチカートで再現され、転調を繰り返しながら第2部の主題に戻っていきます。

AIによると、この曲は特に中低弦の難易度が高い曲と解析されています、譜面づらはそれ程難しく無いのですが、第1楽章第1部と第2楽章第1部のメロディが小節の途中から始まって、特に第1楽章では完全に高弦と低弦がズレるように書かれているため、コントラバスの場合、ヴァイオリンを聴いて入るとズレる、拍子を数えながら演奏すると贈れがちになるという点が異常な難しさを産んでいると思われます。

2026年1月20日 (火)

パイオニア交響楽団第27回定期演奏会・3

所属している、パイオニア交響楽団の定期演奏会のご案内です。
日時 2026年2月1日(日) 午後2時開演
場所 所沢市民文化センターミューズ アークホール
指揮 高橋俊之
曲目 デュカス 交響詩「魔法使いの弟子」
   プロコフィエフ 交響曲第1番「古典交響曲」
   サン=サーンス 交響曲第3番ハ短調「オルガン付き」

 

サン=サーンスの交響曲第3番ハ短調「オルガン付き」は1886年に作曲された交響曲です。番号なしの物を含めて5曲の交響曲を作曲していますが、番号付きは3曲のみ。1番、2番は滅多に演奏される事もなく、この最後の交響曲である第3番が唯一頻繁に演奏される曲になっています。
と言っても、オルガンやピアノといった交響曲としては特殊な楽器を使用するので、アマチュアではなかなか敷居の高い曲ではありますが、私は3回目の演奏になります。

サン=サーンスは、この最後の交響曲で「私が注ぎ込める全てを注ぎ込んだ」という程、力を入れて作曲し、その後はこのジャンルの作品を一切発表していません。それ程優れた作品という事ができるでしょう。

曲は2つの楽章から出来ています。それぞれの楽章は2つの部分に分ける事ができるため実質的には4つの楽章と捉える事もできます。まあ、聴く分にはどちらでも良いんですけどね。ただ、第1楽章、第2楽章それぞれの一部と二部の間は続けて演奏されます。
別の特徴としては、循環主題を使っているという点が挙げられます。
循環主題は、交響曲のような多楽章形式の曲において複数の楽章で共通の主題や旋律・主題的要素を登場させて楽曲の統一性を図る手法で、やがて動機やライトモティーフへと発展していきます。
循環形式では、フランクの交響曲ニ短調が最も有名ですが、循環形式とは言えないまでも、例えばブラームスの交響曲第3番のように第1楽章の主題が、終楽章の最後に隠れるように出て来る曲もあり、どの曲が循環形式かというのは結構曖昧です。


2026年1月15日 (木)

パイオニア交響楽団第27回定期演奏会・2

所属している、パイオニア交響楽団の定期演奏会のご案内です。
日時 2026年2月1日(日) 午後2時開演
場所 所沢市民文化センターミューズ アークホール
指揮 高橋俊之
曲目 デュカス 交響詩「魔法使いの弟子」
   プロコフィエフ 交響曲第1番「古典交響曲」
   サン=サーンス 交響曲第3番ハ短調「オルガン付き」

2曲目は、プロコフィエフ作曲の交響曲第1番ニ長調op.25「古典交響曲」です。
1916年から1917年にかけて作曲された曲で、もしもハイドンがこの時代に生きていたらこういう曲を作っただろう、という発想で作曲されたものです。基本構造は古典派音楽ですが、プロコフィエフの独自性や大胆な転調や和声が使われています。
基本構造は全4楽章、急-緩-舞曲-急という古典音楽そのものの構造になっています。
第1楽章は、短い序奏の後ソナタ形式で書かれたAllegro の速い楽章です。コントラバスは全体を通してそれ程難易度の高い曲ではありませんが、第1楽章ではト音記号が数小節あって、音も飛ぶので結構音程合わせるのが大変。
第2楽章は緩徐楽章ですが、ロマン派っぽい美しい楽章というよりは、愛らしい曲という感じです。4分の3拍子の曲ですが、中間部はフレーズが小節の1拍半のところから始まるという奇妙なフレージングになっていて、いかにもプロコフィエフらしい感じです。
第3楽章というと、古典派ではメヌエットを代表とする舞曲、ロマン派以降はスケルツォが定番ですが、「古典」交響曲なので、当然舞曲になっています。但し、メヌエットではなくガヴォットを採用しています。ガヴォットはフランスの舞曲で小節の半ばで開始するのが古典派以前の通例で、この曲でも4拍子の3拍めから始まっています。
終楽章は非常に速いソナタ形式の楽章です。息もつかせぬ勢いで最後まで突進していきます。

 

2026年1月13日 (火)

パイオニア交響楽団第27回定期演奏会・1

所属している、パイオニア交響楽団の定期演奏会のご案内です。
日時 2026年2月1日(日)  午後2時開演
場所 所沢市民文化センターミューズ アークホール
指揮 高橋俊之
曲目 デュカス 交響詩「魔法使いの弟子」
   プロコフィエフ 交響曲第1番「古典交響曲」
   サン=サーンス 交響曲第3番ハ短調「オルガン付き」

デュカスの交響詩「魔法使いの弟子」は、原題を直訳すると交響的スケルツォ「魔法使いの弟子」となりますが、日本では交響詩と呼ばれる事が多い曲です。
ゲーテが書いたバラード「魔法使いの弟子」を音楽的に表現した作品で、1940年に作られたディズニーのアニメ映画「ファンタジア」で使用されて一気に知名度が上がった曲です。アニメの登場人物は、魔法使いと、その弟子のミッキー・マウス、そして箒(ほうき)たち。映画で演奏される曲は、一部割愛されているので原曲と全く同じではありません。
ストーリーは、魔法使いが弟子に雑用を言い残して外出するところから始まります。弟子は、命じられた水汲みに飽きて箒に魔法をかけて水汲みをさせますが、止める魔法を習得していなかったため、一面水浸しになってしまいます。そこで、鉈で箒を粉々にしますが、その破片から箒が次々と生まれて水汲みを続け、洪水のようになってしまいますが、そこへ師匠が帰ってきて呪文をかけて箒を止め、弟子を𠮟りつけるというお話です。

デュカスは極端な完璧主義で、フランス音楽において重要な位置を占める作曲家であるにもかかわらず、作品の大半を破棄してしまったため現在では20曲程度の曲しか残されていません。残された曲の中で最も有名な曲が、この「魔法使いの弟子」になります。
弦楽器のハーモニクスの持続和音を含む8分の9拍子のゆっくりとした静かなメロディの序奏は、魔法使いの外出と弟子の水汲みの描写から始まり、主部は8分の3拍子の速いテンポで進みます。8分の3拍子ですが非常にテンポが速いので指揮者は1小節1拍で指揮します。音楽は3小節がひとかたまりで3拍子になるため基本的には3拍子で指揮棒は降られます。

とにかくコントラバスは休みが長かったり、同じ音が繰り返されたりで、数えるのが大変!
という曲です。
チケットはteketから購入できます。

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